前回の件で、母とのことは何もなかったように、いつも通りの日常にもどりました。
私も、母はもう変われないし、この母を受け入れていくしかないんだと自分に言い聞かせていました。
でも私の心ではまだ、わだかまっていました。
もうすぐ私の誕生日で、母から今週中にお祝いを持っていきたいと申し出がありました。
母とは7月下旬に用事があって会うことになっていたので、その時でいいと私は言いました。
でも、母はそれじゃ誕生日に間に合わない、私たちの気持ちが伝わらない、と言ってきました。
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母は、大安とかにこだわりがあり、慶弔事に関しては絶対にしないと気が済まない人で、ダンナの方のひいおばあちゃんが亡くなった時も、長寿で大往生だったからと義両親に断られたにもかかわらず、自分の気が済まないからと無理にお香典を送ったことがあります。
そのことで、私と義両親は少しギクシャクしてしまいました。
また、私が初めて妊娠した時の安産祈願も、大安で戌の日はこの日しかない、と妊娠3か月になるかならないかという日に勝手に決められました。
私は持病から、もしかしたら流産してしまうかもしれないから、本来の安産祈願の安定期に入る5か月目以降に行くことを望んでいたのですが、母はそんなことお構いなしでした。
周りの妊婦さんはふっくらしたお腹で幸せそう。
私はと言えば、お腹はまだぺったんこ、流産の可能性も否定できない、不安定な状況。
母の言うとおりに安産祈願に来てしまった自分に腹が立ちました。
結局は無事に出産できたのでよかったのですが、もし流産していたら、私と母の確執はもっと深いものになっていたかもしれません。
今まで、母の言うとおりにしてきて・・・ずっともやもやを抱えてきました。
でも、もう、私は母の言いなりにはならない。
私は今まで、母のすべてを受け入れてきました。そのことで、夫の考えを拒絶し、夫婦関係が悪くなってしまったこともあります。
これからは、私の意に沿わないことは、拒絶します。
母には、「気持ちは十分伝わっています。お祝いは次に会う時で結構です。」とメールしました。
頑なになってきた私を母も感じたのでしょう。
「わかりました、ではそのように・・・」とだけ、短いメールが返ってきました。
私の中で、罪悪感と母をかわいそうだと思う気持ちが湧き上がってくるのをどうにも止められませんでした。