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母は、何かと私の子供たちの世話を焼きます。
そして、何でも買い与えます。
昨日も、100均ではない回転寿司に行って、2館590円もする大トロを息子に注文するし、ジュース持ってきたろか、氷持ってきたろかなど、とにかく過保護なくらい世話を焼くのです。
母がお代りのジュースを取りに行っている時、娘がこそっと私に言いました。
「ほんとはお腹ぱんぱんやねんけど、断ったらかわいそうな気がして、お代りをお願いしてん。」
母は、昔から必要とされたいと言う思いが強い人です。
そして、いつも自分の生き甲斐を、人に求めてしまう傾向があります。
昔、母の生きがいは息子(私の兄)でした。
兄が下宿して、関東の大学に行くと知った時の母のショックは、とてつもなく大きなものでした。
本当に、心にぽっかり穴が開いた母の姿を、私は間近で見ていました。
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そして私が結婚し、私に息子が生まれると、母の生きがいは孫へとシフトチェンジしました。
よく世話をしてくれたので、息子もおばあちゃんのことが大好きになりました。
息子が2歳くらいの時、母の不思議な行動をみたことがあります。
息子と一緒に遊んでいた母が、突然黙って隠れたのです。
息子はおばあちゃんが突然いなくなったので、泣きました。
「おばあちゃ~ん・・・」と言いながら、すんすん泣く息子。
泣きながら探しますが、見つかりません。
そんな息子の姿をみて、母は満足そうにニコニコしながら、「ここにおるで」と出てくるのです。
何度か、そういった「確かめ」をしているところを見たことがあります。
母は、自分が必要とされているかどうか、確かめたかったのでしょう。
母は、誰かの世話を焼き、必要とされることに自分の存在意義を認めている。
だとしたら、私はもっと母に頼った方がいいんだろうな・・・と思いました。
母に迷惑をかけないように、頼らないように、心配をかけないようにと思っていたけど、母にとっては、それは寂しいことだったかもしれない。
例え心配をかけたとしても、頼ってくれる方が母は、嬉しいに違いない。
でも、頼るってどうしたらいいんだろ・・・。
私は甘え下手なので、そんなことも分からなかったりします(´・ω・)
いつもありがとうございます