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先日、約2か月ぶりくらいに母がうちに来ました。
子供たちと約束をしていたからなのですが、正直私は気が重かったです。
例のごとく、母は子供たちにいろんなモノを買ってきました。
母は、何でも子供たちに買い与えます。
お金で子供たちの歓心を買おうとしているのだと思います。
事実、「ママが買ってくれないときは、おばあちゃんに言って。何でも買ってあげるから。」陰でそう子供たちに言っているのを何度も聞きました。
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息子は、最近は知恵がついてきたのか、母を利用するようなフシが見受けられます。
「もうサンダルがボロボロやねん。新しいのがほしいわぁ~。」母の前で、私をチラ見しつつ、息子が言いました。
ストレートに「買って」と言わないところに、息子の狡猾さを感じ取りました。
息子がニヤニヤしながら私を見ます。
じゃあ、今から買いに行こうと母は子供たちを連れて出ました。
私の中では、いろんな感情が渦を巻いていました。
母に子供たちを取られるのではないかという焦りと不安。
年金暮らしの母に無理を言う息子に対しての怒りと母を心配する気持ち。
そして嫉妬。
「ワタシニハ ソンナフウニ カッテクレナカッタ クセニ」
私の中に、母を慕い、私だけの母でいてほしいという気持ちがある?
母に子供たちを取られたくないのか、子供たちに母を取られたくないのか・・・。
まさか!そんな気持ち、あるわけない!
私は必至で打ち消しました。
1人残った部屋の中で、セミの鳴声だけが響いていました。
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