娘のアトピー治療をめぐるダンナと私の対立~その1~
続きです。
その日、二人で夜遅くまで話し合いました。
お互い、娘を思う気持ちは同じです。ただ、方向性が違うだけ。
でも、ステロイドを使う治療法にしても、使わない治療法にしても、結局両方やってみてもいい結果にはならなかった。
どうしたらいいんだろう・・・。
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答えのみえない堂々巡り。
最終的には、しばらく行っていなかった最初の皮膚科にもう一度いって、二人の気持ちや今までの治療の経過を話して、アドバイスをもらおうということになりました。
先生に今までのことを全部話すと、どちらも間違っていないし、お父さんの気持ちもお母さんの気持ちもよくわかります、とおっしゃってださいました。
アトピーというのは、根本的な治療法はないし、何が原因かもわからない。
お子さんがかゆくなるシチュエーションをよく観察して、それに対処するようにしてください、と。
もしテレビを見ている時にかゆくなるのなら、気をそらすためにも何か手伝いをさせるとか、布団の中でかゆくなるのなら、コテンと寝てしまうまで一緒に起きている、などのアドバイスをいただきました。
そして、掻くという行為に対して、決して怒らない、禁止しない、ということも。
ついつい掻いちゃダメと言ってしまっていましたが、掻く=悪いことと思い込ませてしまうと、隠れて掻くようになったり、掻く代わりに体を叩くようになるそうです。
それ以来、かゆがっていたら、ママが掻いてあげようか?といって、私が掻いたりもするようになりました。
また、お薬に関しては、パスタロンローションという保湿剤を処方され、これが娘にはあっていたようです。
べとべとしたプラスチベースからパスタロンローションにかわったことにより、娘の肌は触るともちもちしていて、「潤っている」という感じが手触りで分かりました。
「もうベタベタしないし、こんなに柔らかい!触ってみて!」と嬉しそうな娘の顔は、一生忘れられません。
そして、ステロイドも処方されていますが、今は使用方法が違います。
前は悪くなったら集中して塗る→よくなったらプロトピックと言う流れでしたが、提案された治療法は、肌がよい状態でもステロイドを何日かおきにぬり、徐々にステロイドの使用日数を減らしていくというものでした。
まずは毎日を1週間。2日に1回を2週間。3日に1回を2週間・・・という具合です。
その治療方針に変えてから3ヶ月が経とうとしていますが、今は5日に1回塗っています。
先生いわく、もうステロイドが吸収されて残るレベルは脱したということで安心ですが、これからも先生の指導の元、徐々に期間を延ばしていく予定です。
先生いわく、小学校の時代が、アトピーが治るチャンスなのだそうです。
寛解期に入るこの時期、いかにステロイドを減らせるかによって、今後がかわってくるそうです。
また、いつ症状が悪くなるかもわかりません。
このことは、ダンナとも足並み揃えてサポートしていかなければいけないと思っています。
今まで何回かに分けて娘のアトピーに対するダンナの見解、私の見解、夫婦間の対立、治療法など記事を書きましたが、これからもちょくちょくアトピーに関して書いていきますね。
お子さんや自身のアトピーで苦しんでいる方は、きっと多いと思います。
これらの記事が少しでもお役に立てば幸いです。
いつもありがとうございます